小学校の校庭で高齢者と小学生と接触し高齢者の方が骨折。学校施設の一般利用の難しさ。

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当時小学6年生が小学校の校庭で追いかけっこしてた際に高齢者の方とぶつかってしまうという事故がありました。裁判によって小学生2人に賠償命令がくだされましたが、小学生だけが悪かったのでしょうか。簡単ではありますが考えてみました。

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事故の詳細

改めて事故の詳細をまとめております。

2019年11月、グラウンドで集団下校の指導を受けていた当時小学6年の児童だった男性2人が追いかけっこをしていた際、下校後にグラウンドゴルフ愛好会での活動に参加するために来ていた女性とぶつかり、女性は転倒して太ももの骨を折るけがをした。
判決で「周囲に対する通常の注意を払っていれば女性の接近を認識するのは容易」と児童らの不法行為責任を認定し、男性2人に88万3041円の賠償を命じた。

毎日新聞より

こちらの判決をひろゆきさんがポストして話題になりました。

なぜこういった事故が起こってしまったのか、学校施設の一般利用がなぜ積極的に行われているのか調べてみました。

学校体育施設の有効活用について(スポーツ庁)

  • 自治体の体育・スポーツ施設は、老朽化や財政状況の悪化等の中で、今後、安全な施設の提供が困難になることも想定されます。
  • 今後、持続可能な地域スポーツ環境を確保するためには、わが国のスポーツ施設の約6割(主要な種別は約8割)を占める学校体育施設の活用を、一層進めることが重要となっています。
第4回 スポーツ施設の整備・運営等に関するオンラインセミナー 資料より

つまり人口が減っていく日本では今後自治体のスポーツ施設等の運営が出来なくなることを見越して、学校等のスポーツ施設施設を利用していくことを推進しています。

無駄な施設をなくし、使わない時間帯の学校のスポーツ施設を利用していく。とても理にかなっているように思います。

学校体育施設の有効活用に向けた取組(スポーツ庁)

有効活用に向けていくつか問題提起がされていました。その中に一つに今回の事故のようなことも提起されていました。

安心・安全の確保
動線の分離等により児童生徒の安全を確保するとともに、リスク分担など安全安心確保のための体制を整備する。
・一般利用者と児童生徒の動線を分離する工夫
・安全・安心確保のための体制整備

第4回 スポーツ施設の整備・運営等に関するオンラインセミナー 資料より

こういった内容も含まれていました。つまり今回の事故は事前に予想できていたことでした。
ただ今回参考にした資料の中には安心安全の確保について具体的な内容はありませんでした。
どちらかと言えば、運営方法について詳しく書いておりました。

参考にさせていただいた資料はこちらから

学校体育施設の有効活用に関する手引き (mext.go.jp)

学校体育施設の有効活用に関する手引き等の解説 (mext.go.jp)

運営方法は大事ですが、事故を防ぐことを第一に考えていただけたらと思いました。

運用についてちょっと考えてみました。

提案① 週末早朝に貸し出す。

老人は朝早いと言います。早朝に貸し出すことで、学生との接触は減らせます。騒音対策等も必要なると思いますが事故が起きるより、よっぽどいいと思います。

提案② 中学校、高校の校庭を使う。

中学校、高校になると部活動が忙しく中々スポーツ施設が空いていないとも思います。全国高等学校総合体育大会の時期が近付けば対外試合などが増えると思います。そこの隙間に貸し出すのはどうでしょう。
バスなどを出し、帰りに道の駅でも寄ってみればプチバスツアーのようなもの可能だと思います。

世間の声

様々意見があります。どちらか一方で考えるのが難しいですね。

まとめ

今回小学生が追いかけっこしていた際に高齢者にぶつかってしまうという事故が起こってしまいました。私自身2年ほど特別養護老人ホームにヘルパーとして働いていました。高齢の方で骨折をしてしまうと、骨粗しょう症等で骨が弱っていたりすると最悪寝たきりになることもあります。そういったことも考えると損害賠償することを否定はできません。より良い仕組みを作り、安心安全にスポーツを楽しめる環境を作っていただけることを期待しています。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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